写真芸術の現場 第5弾 所幸則 後編
polos | On 26, 5月 2013
「1secの視線」。幻想的な作風で多くのファンを持つ写真家・所 幸則氏。2007年より、これまでの作風を封印し、一見真逆とも思えるモノクロによるLANDSCAPEの制作をスタートさせた。いわゆる風景写真とは少 し違う、 瞬間とは異なった概念で時間を捉えた作品は、渋谷という見慣れた街を斬新に切り取ってみせた。出会う状況にしっかりと関わろうとする姿勢を見事に体現した コンセプトは、新たなファンを生み出している。自身が住み慣れた渋谷を皮切りに、世界の都市へ1Secondの視線が注がれ始め、今後の展開も注目されて いる。今回は、新シリーズの制作へ没頭する心情に迫ってみたい。…..